高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)・官民データ活用推進戦略会議合同会議

平成30年12月19日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 平成30年12月19日、安倍総理は、総理大臣官邸で第75回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)及び第6回官民データ活用推進戦略会議を合同で開催しました。

 会議では、デジタル時代の新たなIT政策の方向性について意見交換が行われました。

 総理は、本日の意見交換を踏まえ、次のように述べました。

「本日決定した新たなIT政策の方向性は、第4次産業革命の進展により、猛烈なスピードで変化するデジタル時代において、我が国が進むべき羅針盤ともなるものであります。各大臣は、この決定に基づき、直ちに政策の具体化に取り掛かってください。
 AI、ビッグデータ時代の新たな資源であるデータをめぐっては、現在、熾烈(しれつ)な争奪戦が世界で繰り広げられています。しかし、データを活用したイノベーションを起こすためには、セキュリティやプライバシーについて、透明性が高く公正かつ互恵的なルールの下で、自由にデータが流通する環境を整備しなければなりません。
 このため、世耕大臣を中心として、個人情報や重要産業データを適切に保護しつつ、我が国主導で、自由で開かれた国際データ流通圏を世界に広げていくための国際連携を進めてください。
 また、その前提として、関係大臣において、個人情報保護法を始め必要な国内の法令整備と、体制強化に直ちに着手してください。
 国内においては、官民のデジタル化が急務です。AI時代の人材育成や、時代遅れとなったシステムの刷新など、官民の緊密な連携の下、取組を強力に推進してください。
 各大臣におかれてはこれらの政策に関し、平井大臣を中心に来年春を目途に、Society 5.0時代に向けた新たなIT政策大綱を取りまとめ、速やかに実行してください。」

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