重要インフラの緊急点検に関する関係閣僚会議
平成30年9月21日
平成30年9月21日、安倍総理は、総理大臣官邸で第1回重要インフラの緊急点検に関する関係閣僚会議を開催しました。
総理は、冒頭の挨拶で、次のように述べました。
「北海道胆振(いぶり)東部地震、台風21号、西日本豪雨等により、お亡くなりになられた方々に対しまして、心より哀悼の意を表します。また、被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。
関係者の御努力もあり、北海道における節電の数値目標が解除され、関西国際空港では本日より旅客ターミナル全体が再開し、西日本豪雨の被災地においても河川の浚渫(しゅんせつ)や樹木撤去によって安全性が向上するなど、災害からの復旧は着実に進んでいます。
また、北海道胆振東部地震について、公共土木施設についても、地域を限定せず激甚災害指定を行うとともに、台風19、20、21号による災害について、和歌山、奈良、大阪、長野、新潟の9市町村に激甚災害指定をする見込みです。早期の閣議決定に向けて作業を加速します。
今般の一連の自然災害では、問題点も明らかになりました。電力や空港など、私たちの生活を支える重要なインフラがあらゆる災害に対し、その機能を維持できるよう、全国で緊急に点検を行い、本年11月末を目途に対策を取りまとめます。
各大臣におかれては、小此木国土強靱化担当大臣による取りまとめの下、総力を挙げて重要インフラの強靱化のための対策を講じるようお願いします。同時に、近年、広範囲な集中豪雨など、気象が大きく変わっています。こうした変化に対応して、防災・減災・国土強靱化のための緊急対策を3年集中で講じ、安心できる強靱な日本をつくりあげてまいります。」