東方経済フォーラム出席等についての会見
平成30年9月10日
平成30年9月10日、安倍総理は、東京国際空港(羽田空港)で会見を行いました。
総理は、東方経済フォーラム出席等について、次のように述べました。
「プーチン大統領とは、一昨年の長門(ながと)会談において、平和条約を私たち自身の手で締結するという真摯な決意を表明しました。そしてその後、両国関係は、また平和条約の問題は、着実に前進しております。今回、プーチン大統領とは22回目の会談になりますが、四島の共同経済活動は新たな段階に入り、そして、航空機による墓参も2年連続続いております。8項目の提案についても進捗していると思います。あらゆる分野で日露関係を進めながら平和条約を締結する。領土問題を解決して、平和条約を締結する。その方向に向けてしっかりと前進していきたいと考えています。
また、習近平主席とは、平和友好条約締結40周年の本年、会談を行い、そして今、新たな段階に進みつつある日中関係、更に進めていきたいと思います。先般は、李克強(り・こくきょう)首相が訪日し、今般、ウラジオストクで習近平主席と私が会談を行う。そして次には、年内に私が訪中しまして、日中関係をテンポ良く進めていきたいと思っています。
そしてまた、東方経済フォーラムについては、日本、ロシア、中国、韓国、モンゴルの首脳が一堂に会しますし、また6,000人のビジネスマンも集まります。この地域に平和と繁栄の礎を築いていく日本の考え方を示したいと考えています。」