日・エクアドル首脳会談等
平成30年9月5日、安倍総理は、総理大臣官邸でエクアドル共和国のレニン・ボルタイレ・モレノ・ガルセス大統領と首脳会談等を行いました。
儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょうに続き、両首脳は会談を行い、その後、署名式・文書交換式及び共同記者発表が行われ、日・エクアドル共同声明(骨子/仮訳/英文)が発出されました。
最後に、総理は総理大臣公邸で晩さん会を開催し、挨拶で次のように述べました。
「モレノ大統領御夫妻の訪日を改めて心より歓迎します。日本とエクアドルの外交関係樹立100周年の記念の年に、モレノ大統領御夫妻を東京にお迎えでき、大変光栄に思います。
日本とエクアドルは地理的には遠く離れていますが、両国は実は様々な絆で結ばれています。例えば野口英世博士。外交関係樹立と同じ年、今から100年前に、野口博士はエクアドルにおいて黄熱病の研究を始めました。多くの命を救った功績は今まで語り継がれており、エクアドル各地に野口博士の像が設置されていると伺っています。
有名なガラパゴス諸島もエクアドルにあります。ちなみに私の携帯電話もガラパゴス系でありますが。すばらしい自然と希少動物の宝庫として、ユネスコの世界自然遺産の第1号として認定され、日本から多くの観光客が訪れています。
エクアドルは世界一のバナナ輸出国であり、日本でのシェアは第2位です。本日エクアドルから御出席の田辺さんが生産されている田辺農園バナナは、1本100円の高品質バナナであり、成城石井やコンビニで大変な人気であります。
本日の晩さん会には、両国の友好関係を政治・経済・文化など様々な分野で支えていただいているリーダーの方々を、各地から御招待しました。皆様のおかげで、今日の日本・エクアドルの友好関係がございます。この場をお借りいたしまして、御礼を申し上げますとともに、今後もどうか両国関係の発展にお力添えをいただきますように、お願い申し上げます。
それではモレノ大統領御夫妻と、御出席の皆様の御多幸と、そして新たなる100年に向かって、太平洋によって結ばれた両国の絆がますます強くなっていくことを祈念いたしまして、杯を上げたいと思います。それでは皆さん、両国の発展を祈念して、乾杯。」