平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第20回)
平成30年9月3日
平成30年9月3日、安倍総理は、総理大臣官邸で平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第20回)に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「台風第21号は、明日4日、日中に四国地方から紀伊半島に上陸する見込みです。非常に強い勢力を維持しての上陸は25年ぶりです。広い範囲で、暴風雨、河川の氾濫(はんらん)、土砂崩れや高潮の発生が懸念されます。厳重な警戒を徹底してください。
度重なる台風の襲来に際し、西日本豪雨の被災地では、河川の浚渫(しゅんせつ)による安全度の向上に加え、万が一の氾濫に対処するため排水ポンプ車を配置し、24時間体制で監視を行うなどの応急対策を進めていますが、二次災害を防止するためにも、空振りを恐れず早めに避難措置をとるなど、先手先手の対策を講じてください。
政府では、先ほど、小此木大臣の下で、関係省庁災害警戒会議を開催し、警戒態勢を強化しています。各位にあっては、被害の発生を極力防ぐため、適切な避難行動につながる分かりやすい情報発信を行うとともに、自治体や関係機関等への注意喚起、助言等、政府一体となって対策を講じてください。
今回の台風は、日本付近で急速に速度を速めると予想されています。台風が近づくと、急に雨や風が強くなることから、国民の皆様におかれましては、非常用品や備蓄食料等の確認、避難所や安全な避難経路の確認など、事前の備えを進め、早めの避難を心掛けるなど、とにかく油断することなく、命を守る行動をとっていただくよう、お願いします。」