観光戦略実行推進会議

平成30年8月31日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 平成30年8月31日、安倍総理は、総理大臣官邸で第22回観光戦略実行推進会議に出席しました。

 会議では、観光ビジョンの目標値の進捗状況及び平成30年6~7月の災害による訪日数への影響等について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「私が、世界の人たちを惹(ひ)きつける観光立国を推進すると宣言してから5年半、政府一丸、官民を挙げて取り組んだ結果、外国人旅行者は3.5倍、消費額は4倍に拡大し、2020年に外国人旅行者数は4,000万人という大きな目標の達成がいよいよ視野に入ってまいりました。
 外国人旅行者の滞在先も全国に広がり、この5年で地方での宿泊者は4倍に増加いたしました。
 私の地元には、赤い鳥居が海に向かって続いていく元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)という小さなお社(やしろ)があるのですが、かつては数百人、多くて数千人しか訪れなかったのでありますが、CNNが紹介し、インスタ映えすると、評判になりまして、昨年はなんと100万人が訪問したということでございました。これが意味するところは、今まで買物中心の旅であったわけでありますが、そこにしかない風景、そこでしかできない体験、経験型の旅に変わるわけであります。これは地方にとっては大きなチャンスであろうと思います。
 観光を地方創生の起爆剤として、観光先進国を目指してまいります。そのためにも、まず、平成30年7月豪雨などによる訪日数への影響を一刻も早く回復する必要があります。
 本日から、被災11府県を対象に、宿泊料金が割引される『ふっこう周遊割』も開始します。これが復興の弾みとなるよう、官民一体となって地域への誘客につなげていただきたいと思います。
 地方の声に徹底して耳を傾ける。これは安倍内閣の基本方針であります。本日伺った被災地の声をしっかり受け止め、また、熊本の経験をいかしながら、世界への情報発信、誘客促進など、あらゆる対策を、総力を挙げて講じていくようにお願い申し上げます。
 目標年次の2020年まで、残り2年。本日の観光戦略実行推進会議の開催を機に、今一度アクセルを踏み込み、観光先進国の実現に向けて一気呵成(いっきかせい)に取り組んでまいります。」

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