アフリカ賢人会議コアグループ会合
平成30年8月31日、安倍総理は、都内で開催されたアフリカ賢人会議コアグループ会合に出席しました。
安倍総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「シサノ元モザンビーク大統領、ソグロ元ベナン大統領、ムカパ元タンザニア大統領、オバサンジョ元ナイジェリア大統領、そしてムベキ元南アフリカ大統領、この度は、遠路はるばる、アフリカ賢人会議コアグループ会合に出席するために、日本を訪問していただいたことに、心より感謝申し上げします。
日本の総理として初めてサブ・サハラを訪問された森元総理及びこの会議の共催者を務めていただく笹川日本財団会長の御出席を得て、本日、このコアグループ会合を開催できることを、大変うれしく思います。
我が国は、来年8月、横浜でTICAD 7(第7回アフリカ開発会議)を開催します。TICADは、アフリカの指導者、国連の諸機関が一堂に会し、有識者やNGOにもオープンな形で議論を行い、アフリカの将来について世界の叡智(えいち)を集めるユニークなフォーラムであり、TICAD 7では、是非、有意義な成果を得たいと考えています。
私は、アフリカには、総理として2度訪問しました。アフリカの開発と安定は、世界の平和と繁栄に直結しており、日本は、これまでも、人間の安全保障や国際協調主義に基づく積極的平和主義の下、アフリカ諸国とのパートナーシップを発展させ、その実現に向けて積極的に取り組んできました。
アフリカの開発を力強く推進し、アフリカに平和と繁栄を実現していくためには、アフリカの皆様の声を踏まえた取組こそが、その近道であると確信しています。
本日、開催するコアグループ会合では、これまで幾多の困難を乗り越え、アフリカ大陸を平和と繁栄に導いてこられた賢人の皆様から忌憚(きたん)のない御意見を伺い、TICAD 7を成功に導くための準備プロセスを充実させていきたいと思います。
本日の会合において、皆様による活発な意見交換が行われ、有意義な成果を得ることができることを、心から期待しております。ありがとうございました。」