平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第14回)
平成30年7月29日
平成30年7月29日、安倍総理は、総理大臣官邸で平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第14回)に出席しました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「台風第12号は、強い勢力を保ったまま、本日午前1時頃、三重県伊勢市付近に上陸しました。奈良県では1時間に100ミリを超える雨が降るなど、東日本・西日本の広い範囲で大雨となりました。
この台風により、これまでに千葉県や神奈川県、静岡県などの7都県で負傷者21名、また、住家の損壊などの被害が出ております。心からお見舞い申し上げます。人家に影響を及ぼすような土砂災害の発生は現在のところ確認されておりませんが、最大時20万戸で発生した停電が、現在も10府県1万5,000戸で続いており、本日中の停電解消を目指して懸命な復旧作業が進められているところであります。
台風12号は、次第に速度を落とし、西に進み、明日30日にかけて、西日本では、九州を中心に台風の影響が長く続くおそれがあります。今回の台風は、通過した後も台風一過とはならず、局地的に大雨が降るおそれがあります。引き続き、河川の増水や土砂崩れの発生に警戒が必要です。各位にあっては、被害情報の把握に努め、自治体等と緊密に連携しつつ、住民の避難支援、ライフラインの早期復旧等の各種対応に万全を期すよう、お願いいたします。
西日本の被災地では、度重なる豪雨により、多くの方々が、不安なお気持ちで困難な生活を強いられています。大切なことは、被災地の二次災害を防ぐため、できるときに早急に復旧・復興作業を進めることです。各位にあっては、被災者の皆様が一日も早く安心して暮らせる生活を取り戻せるよう、引き続き、全力で取り組んでいただくよう、お願いいたします。」