北方少年少女による表敬

平成30年7月26日
表敬を受ける安倍総理1 表敬を受ける安倍総理1
表敬を受ける安倍総理1
表敬を受ける安倍総理2 表敬を受ける安倍総理2
表敬を受ける安倍総理2
挨拶する安倍総理 挨拶する安倍総理
挨拶する安倍総理

 平成30年7月26日、安倍総理は、総理大臣官邸で北方少年少女(北方領土元居住者の三世・四世等の中学生)による表敬を受けました。

 7人の少年少女が、それぞれ北方領土への思いを語った後、安倍総理は、次のように述べました。

「今日はようこそ首相官邸にお越しいただきました。元島民の皆さんの、皆さんは四世に当たる。あるいはまた若い力で何とか平和条約を締結して、この四島の問題を解決したいという思いを持って、ここにやって来ていただいたんだろうと思います。そして、ひいおばあさん、ひいおじいさん、あるいはおじいさんやおばあさんの思いを今私に伝えていただきました。
 戦後70年以上経(た)っても、日本とロシアとの間には平和条約がない。そして領土問題が解決していない。これは異常な状態であるということについては、ロシアのプーチン大統領と私との間で完全に一致したところでございます。そこで、プーチン大統領が長門(ながと)に来られた際、長門で会談を行い、北方四島において共同経済活動を進めていこう、あるいはまた元島民の皆さん大変お年を召されておりますから、より楽な形で四島に渡ることができないのか。自分が四島に行って墓参がしたい、行きたいところに行けるようにしてもらいたい。あるいは、四島で朝を迎えたいという思いを実現できないか、ということについてプーチン大統領との間で話をし、そして今年の5月にもプーチン大統領と首脳会談を行い、四島の共同経済活動は新しい段階に入ったということについて、認識を同じくすることができましたし、先般、航空機による墓参が実現いたしました。皆さんにとっては、船で渡るよりも相当楽な形で渡ることができたのではないかと、こう思っております。
 これからも、粘り強くこの問題を交渉し、解決に結び付けていきたいと、こう思っています。その上においては、皆さんのような若い世代、子供たちがしっかりとこの問題の解決の重要性、そして先ほどお話があったように、四島を日露の友好の懸け橋にする、そういう思いをどんどん伝えていただきたいなと、こんなように思います。
 これからもしっかりとこの問題に取り組んでいきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。」

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