平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第3回)
平成30年7月10日
平成30年7月10日、安倍総理は、総理大臣官邸で平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第3回)に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「今般の豪雨による死者・行方不明者は140人を超えました。政府として、今もなお多数に上る安否不明者の捜索に全力で当たっております。
昨日、政府調査団を岡山県、広島県に派遣し、昨夜、団長の小此木防災担当大臣より被災地の詳細な状況について報告を受けました。
被災地では多くの通行止めが発生しておりますが、支援物資輸送や復旧作業を加速させるため、道路啓開に全力を挙げるとともに、コンビニ等への物資輸送車両を緊急車両扱いとするなどの措置を講じます。また、広範囲の断水に対処するため、自衛隊による給水支援や入浴支援を広島県呉(くれ)市や岡山県倉敷市等で行いながら、同時に、水道事業者の協力を得て、官民一体となって、早期の復旧に向けて全力で取り組んでまいります。
暑さが厳しさを増す中、多くの方々が、肉体的にも精神的にも困難な避難生活を余儀なくされています。このため、水、食料、クーラー、仮設トイレといった緊急に必要となる物資の調達を本格化しておりますが、国の判断によるプッシュ型の支援を一層強化するため、国として財政措置を講じます。予備費を充てることにいたします。これにより、被災者の方々への緊急支援を迅速に進めてまいります。
昨日設置した被災者生活支援チームを通じ、国、自治体が一体となって被災地の復旧・復興を迅速に進めてまいります。
各位にあっては、引き続き、被災自治体としっかりと連携し、被災者に寄り添いながら、被災地のニーズを迅速にきめ細かく把握し、対応に万全を期していただくようお願いいたします。」