宇宙開発戦略本部
平成30年7月6日
平成30年7月6日、安倍総理は、総理大臣官邸で第17回宇宙開発戦略本部を開催しました。
会議では、宇宙基本計画の工程表改訂に向けた重要事項等について議論されました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「宇宙をめぐっては、国際的に各国が安全保障面での取組を強めています。現在、国内では防衛大綱の見直しが進められていますが、こうした国際的な動向も踏まえ防衛省を中心に関係府省と連携し、宇宙安全保障の強化に向けた体制整備を進めてください。
11月には準天頂衛星みちびきの測位サービスが開始されます。今後、これまで政府が蓄積してきた膨大な衛星データも含め、民間におけるデータ利活用を促進し、新たなビジネス創出を一層加速していってください。
米国が進める月周辺の有人拠点の整備計画を始め、宇宙探査や宇宙デブリ問題など、宇宙空間をめぐる国際的な議論が活発になっています。こうした中で、我が国はその技術力、人材力をいかし、世界をリードし問題解決に取り組んでください。
こうした点を中心に年内の宇宙基本計画工程表の改定に向けて、松山大臣を中心に関係閣僚としっかりと連携を取って取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」