規制改革推進会議
平成30年6月4日、安倍総理は、総理大臣官邸で第34回規制改革推進会議に出席しました。
会議では、規制改革推進に関する第3次答申が取りまとめられました。
総理は、大田弘子議長から答申を受け取った後、次のように述べました。
「本日は、昨年末に引き続き、答申を取りまとめていただきました。大田議長、金丸議長代理を始め、委員の皆様には、精力的に御審議いただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。
第4次産業革命とも呼ばれる、急速な技術革新に迅速に対応し、いわゆるガバナンスギャップを解消しなければなりません。大胆な規制改革の断行は、時代の要請であります。
今回の答申においては、最先端技術を積極的に活用し、農林水産業の生産性を一気に押し上げていく。そのための森林・林業改革や水産業改革について、相当踏み込んだ提言を頂きました。
さらには、オンライン医療の本格展開に向けた、服薬指導に関する規制改革など、Society 5.0の実現に向け、幅広い分野で、大胆な提言を頂くことができました。
また、放送をめぐる規制改革については、今回、インターネット同時配信の推進を始め、通信と放送の枠を超えたビジネスモデルの構築、ローカル局の経営基盤の在り方の改革など、限られた時間の中で、多くの具体的な提言を頂きました。
引き続き、これまでの会議における貴重な意見も踏まえ、イノベーションの視点、グローバルの視点、そして何よりも、ユーザーの目線に立ち、総務省を中心に、未来を見据えた放送の在るべき姿について、総合的な検討を進めてもらいたいと思います。
本日の答申を受け、直ちに規制改革実施計画を策定し、改革事項を一刻も早く実施してまいります。委員の皆様には、引き続き、大胆な規制改革に御協力を頂きますよう、よろしくお願い致します。
規制改革こそ、アベノミクスのメインエンジンであり、安倍内閣一丸となって、今後も全力で取り組んでまいります。」