トランプ米国大統領との電話会談等についての会見
平成30年5月10日、安倍総理は、総理大臣官邸で会見を行いました。
総理は、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領との電話会談について次のように述べました。
「今朝、トランプ大統領から電話を頂き、日米電話会談を行いました。その際私からは、拘束されていた3名の米国人が解放されたことについて、大きな成果であるとお祝いを申し上げました。この解放については、北朝鮮の前向きな姿勢であり、歓迎したいと思います。
そして詳細は申し上げられませんが、ポンペオ長官と北朝鮮側とのやりとりについて、トランプ大統領から詳細な説明を頂きました。また昨日行われた日中韓の会議、あるいは日韓、そして日中の会談において、それぞれ南北の首脳会談、そして中朝の首脳会談が行われ、米朝の首脳会談に向けてどのように対応していくか、あるいはそれぞれの会談についての中身について、綿密な意見交換を行い、情報交換を行い、打合せを行ったということについての概略について、トランプ大統領にお話しさせていただいたところでございます。
今回、3名の拘束されていた米国人が解放されました。拉致問題、残念ながらまだ多くの方々が北朝鮮に取り残されたままであります。この拉致問題の解決のために、日米で、そして日米韓で、あるいは中国の協力も得てこの問題の解決のために全力を尽くしていきたいと考えております。」
また、柳瀬元総理秘書官の国会への参考人招致について、次のように述べました。
「国家戦略特区の獣医学部の問題につきましては、国家戦略特区の民間議員の座長を務めてこられた八田座長を始め民間議員の皆様が全員、プロセスには一点の曇りもないと、既に私もそのように述べておられるということは、国会で答弁してきたところでございます。今朝の予算委員会については、日米の首脳会談もあり、またその準備もあり、そしてその後の分析等もあり、私は見てはいないのでありますが、柳瀬元秘書官は誠実に答えると思いますし、全てを明らかにしてもらいたいと、このように思っています。」