トランプ米国大統領との電話会談についての会見
平成30年4月28日、安倍総理は総理大臣公邸で会見を行いました。
総理は、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領との電話会談について次のように述べました。
「南北首脳会談を受けてトランプ大統領と電話で首脳会談を行いました。
私とトランプ大統領が電話で会談を行う前に、トランプ大統領は文在寅(ムン・ジェイン)大統領から電話を受け、そして南北首脳会談の詳細な中身について話を聞いたということであります。その上で、日米で首脳電話会談を行いました。トランプ大統領からも詳細な説明がございましたが、詳細については控えさせていただきたいと思います。
昨日の会談は、非核化など北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きであり、北東アジアの平和と安定に向けた歴史的な一歩として歓迎すべきものであるとの認識で一致いたしました。
大切なことは、具体的な行動を今後北朝鮮が取っていくかどうか、ということであると思います。そのことについても一致したところでございますし、今後日米においてもしっかりと北朝鮮の動向を注視していくということでも一致したところでございます。日米が正に主導する形で、日米韓で協力しながら最大限の圧力をかけてきたからこそ、こうした大きな変化につながっていく、前向きな動きにつながってきた、ということだろうと、このように思います。基本的な日米の方針には変わりはない、ということでございます。そして明日、文在寅大統領から、会談結果について電話で直接説明を受ける予定であります。
いずれにせよ、今日トランプ大統領とは具体的な動きを北朝鮮側に強く求めていく、ということで一致をしておりますので、今後とも日米、日米韓でしっかりと連携しながら良い結果が出ていくように、力を尽くしていきたいと、こう思っています。今後とも日米、日米韓で協力をしながら、米朝の首脳会談が成功するように協力をしていきたいと思いますし、さらには中国、ロシア、国際社会と連携をしながら、北朝鮮をめぐる諸懸案が解決するように力を尽くしていく考えであります。」