総合科学技術・イノベーション会議
平成30年4月5日
平成30年4月5日、安倍総理は、総理大臣官邸で第38回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
会議では、統合イノベーション戦略の策定に向けて議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「我が国を、世界で最もイノベーションが生まれる国とするため、官民投資の抜本的強化が不可欠であります。
民間投資の呼び込みに積極的な大学に、国の資金を重点的に配分する資金制度を導入するなど、産学連携、大学の経営改革を力強く後押しします。
年俸制を大幅に拡大するための仕組みを検討し、研究人材の流動化、若手研究者の活躍機会をつくりだします。研究予算の配分についても改革を行い、若手に、安定的な研究環境の下、挑戦的な研究にチャレンジできるよう促します。
政府予算の執行においても、積極的に先進技術を活用することとし、事業のイノベーション化を推し進める枠組みを構築することが必要です。
Society 5.0時代を見据えた人材の育成も喫緊の課題であり、人工知能、ビッグデータなどIT技術、情報処理の素養は、もはやこれからの時代の読み書きそろばんと言えると思います。
未来投資会議とも連携しながら、変化のスピードに遅れることのないよう、先端人材の育成のみならず、一般の国民に至るまで教育の在り方も含めた総合的な対策を講じることが必要であります。
以上のビジョンを実現するため、菅官房長官、松山大臣ほか関係大臣は、具体的な制度設計や施策を検討、そして実施してください。」