韓国訪問-2日目-
平成30年2月10日(現地時間)、安倍総理は、大韓民国の平昌(ピョンチャン)及び江陵(カンヌン)を訪問しました。
平昌及び江陵選手村で日本選手団に激励をしました。JOC(日本オリンピック委員会)等主催レセプションに出席し、江陵東京2020ジャパンハウスを視察しました。
最後に、女子アイスホッケー競技(日本対スウェーデン戦)を観戦しました。
JOC等主催レセプションに出席し、総理は次のように述べました。
「本日はオリンピック及び日本のスポーツ界を支える皆様の集うこのレセプションに参加でき大変うれしく思います。
昨日、平昌大会が幕を開け私自身開会式に出席いたしました。バッハIOC(国際オリンピック委員会)会長始め関係者に敬意を表すとともに大会の成功を祈念いたします。
本大会の雪上競技、そして氷上競技には日本の選手のメダルに大きな期待が懸かっています。先ほど選手村で日本選手の皆さんを激励しました。懸命に競技をするアスリートの姿は見る人に感動とそして勇気を与えます。胸を躍らせ、自分の未来に重ね合わせる子供たち、そしてテレビの前で声をからせて応援をする被災地の人々。その思いは平昌オリンピックから2年半後に行われる東京大会へとつながっています。
東京大会は日本全体の祭典です。ホストタウンを通じて日本の一人一人が世界とつながり、世界が日本各地の多様な魅力を発見できる大会を目指します。そして2013年に世界に向けて私がお約束したスポーツ・フォー・トゥモロー、1000万人にスポーツの価値を届けるべく着実に実施しています。スポーツを通じて心身を向上させ、文化、国籍など様々な差異を超えて平和でよりよい世界の実践に貢献する。近代オリンピックの提唱者、クーベルタン男爵が提案するオリンピックのあるべき姿、オリンピズムの考え方です。こうした取り組みを進める東京大会は安全、安心、円滑であるだけでなくオリンピズムの精神に最もかなった大会になるでしょう。御来席の皆様の御助力も得て、最高の大会を実現し世界中の皆様をお迎えしたいと思います。
今回の平昌オリンピックの成功に向けて大変な御努力を重ねられました皆様に、改めて敬意を表したいと思います。
そして先ほど竹田会長から御紹介させていただきましたが、この上に冬季大会を目指す札幌の、そして北海道の美しい景色が展示をしてあります。どうかよく見ていただきたい。そして、IOCメンバーもここにいらっしゃいますので、支持もしていただきたいと、このようにも期待をしております。
いずれにせよ、この平昌オリンピックが成功し多くの世界中の人たちが感動し、そして勇気を与えられ、より平和な世界になっていくことを望んで私の御挨拶とさせていただきたいと思います。」