男女共同参画会議有識者議員との懇談会
平成30年1月24日、安倍総理は、総理大臣官邸で男女共同参画会議有識者議員との懇談会に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「皆様、本日は大変お忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
安倍内閣は6年目を迎えましたが、発足以来一貫して、一丁目一番地に掲げてきた政策が女性活躍であります。
これは単なる社会政策にとどまりません。女性の活躍なくして日本の成長なし。女性の力なくして我が国の輝かしい未来は切り拓くことはできない、という、強い信念からであります。
1本で1食分の野菜が簡単に摂(と)れる。今や、1秒に1本売れる大ヒット商品のグリーンスムージーを開発したのは、出産・育児を経験した女性です。健康志向が高まる中で、正に女性ならではの商品開発だと思います。
世の中の消費者の半分は女性であり、女性目線をいかしたマーケティングなどの企業活動は、もはや企業の成長にとって死活的な課題であると言えると思います。
そして私たちは、この5年間、次々と具体的な政策を打ってまいりました。
政権交代前の2.5倍以上のスピードで、59万人分の保育の受け皿をつくるなど、仕事と子育てが両立しやすい環境づくりを進めてきました。その結果、子育て世代の女性の就業率は5%上昇し、過去最高となりました。今や25歳以上の全ての世代で、女性就業率は米国を上回っています。女性就業者の数は全体で150万人増えました。
私自身が、経団連に、少なくとも1人は女性役員を登用してほしい、とお願いするとともに、内閣府令を改正して有価証券報告書に女性役員の記載を義務づけました。そうしたところ、女性役員は5年間で2.5倍に増え、1500人を超えました。
正に、やればできる、であります。重要なことは、具体的な政策を立案し実行することで、世の中の仕組みを大きく改革することであります。
そのために、皆様にもっとお知恵を貸していただきたいと思います。本日も、このパワフルな野田大臣に皆さんの忌憚(きたん)のないアイデアを目いっぱいぶつけてくださるように、最後にお願いさせていただきまして、私の御挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。」