交通安全国民運動中央大会
平成30年1月19日
平成30年1月19日、秋篠宮同妃両殿下御臨席の下、安倍総理は、都内で開催された第58回交通安全国民運動中央大会に出席しました。
総理は挨拶を行った後、交通安全年間スローガン及び交通安全ファミリー作文最優秀入選者を表彰しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「本日ここに、秋篠宮同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、第58回交通安全国民運動中央大会が挙行されるに当たり、政府を代表し、一言、御挨拶申し上げます。
本日受賞されます皆様に、お祝いを申し上げますとともに、日々の多大なる御尽力に、心から敬意を表します。
昨年の交通事故による死者数は、3694人で、統計のある昭和23年以降、最少となりました。これもひとえに、地域や職場において交通安全活動に取り組んでこられた皆様方の、長年にわたる御努力のたまものであると、改めて感謝申し上げます。
しかし、今なお、次代を担う子供たち、高齢者の方々を始め多くのかけがえのない命が交通事故によって失われております。亡くなられた方々の無念や御遺族の深い悲しみに思いを致しますと、悲痛の念に堪えません。
交通事故のない、安全で安心な社会を実現する。そのため、国・地方公共団体と、民間の関係団体・ボランティアの方々を始めとする国民の皆様とが、引き続き、力を合わせて取り組んでいくことが重要であります。
政府としては、喫緊の課題である高齢運転者の交通事故防止対策にしっかりと取り組むとともに、先端技術の積極的な活用やその更なる普及に努めることなどにより、世界一安全な道路交通を実現するため、政府一丸となって、全力を尽くしてまいります。
結びに、皆様のますますの御活躍を祈念申し上げ、私からの挨拶といたします。」