リトアニア訪問
平成30年1月13日
平成30年1月13日(現地時間)、安倍総理は、リトアニア共和国のビリニュスを訪問しました。
総理は、ダリア・グリボウスカイテ大統領を表敬しました。続いて、サウリウス・スクバルネリス首相との会談、日本企業を交えた拡大首脳会合を行った後、共同記者発表を行いました。
夜には、スクバルネリス首相主催夕食会に出席しました。
翌14日(現地時間)、総理は、アンタカルニス墓地を訪れ献花を行いました。
その後、カウナスの杉原記念館を視察しました。
視察後、総理は、次のように述べました。
「子供たちも含めて、地元の皆さんに大変温かい歓迎を受けることができました。それもやはり杉原千畝(ちうね)さんの勇気に対する、この地域の皆様の気持ちの表れであろうと思います。
日本から遠く離れたこの地にあって杉原千畝さんは、大変な困難な状況の中、強い信念と意志をもって、日本の外交官として多くのユダヤ人の命を救いました。
昨日も晩餐会の席で、私から遠く離れた方がわざわざ私のところにやって来られました。ユダヤ系の国会議員ということでありましたが、彼のお母さんは残念ながら命のビザが間に合わなくて収容所に入れられてしまったのですが、それでもなお杉原さんの勇気、努力に敬意を表したい、感謝を伝えたいということで来られたわけであります。
このように世界中で、杉原さんの勇気ある人道的行動は高く評価されています。同じ日本人として、本当に誇りに思います。
また、地元の皆様が、この領事館に翻っていた日の丸を含め、杉原さんの記憶を大切に保存していただいていることに日本を代表して御礼を申し上げたいと思います。」