総合科学技術・イノベーション会議
平成29年12月25日
平成29年12月25日、安倍総理は、総理大臣官邸で第34回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
会議では、統合イノベーション戦略の策定に向けて議論が行われ、国家的に重要な研究開発の評価結果について説明がありました。
総理は、本日の議論及び説明を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、西森東工大教授からイノベーションを日本で活性化するための課題を、そしてまた松尾名古屋大総長からは地域での大学改革の積極的な取組を御紹介いただきました。
我が国が世界に先駆けてイノベーションを実現するためには、グローバルな視座に立ち、基礎研究から社会実装まで一気通貫の戦略が必要です。
2020年に向け生産性革命を実現するためにも、もはや抽象論ではなく具体的な政策を速やかに実行していかなければなりません。
このため、統合的かつ具体的なイノベーション戦略を、菅官房長官、松山大臣を中心に、関係閣僚と連携して、来年夏を目途に策定していただきたいと思います。
中でも、イノベーションの創出拠点として大きな役割が期待される大学について、改革を強力に進めることが必要であります。
松山大臣、そして林大臣はよく連携して、戦略策定を待つことなく、来年度から、民間資金獲得の実績を有する大学や、若手重視の人事給与・ガバナンス改革を行う大学を、重点的に支援するなど、改革に向けてめりはりのある対応を実施していただきたいと思います。」