政府与党政策懇談会
平成29年12月19日
平成29年12月19日、安倍総理は、総理大臣官邸で政府与党政策懇談会に出席しました。
懇談会では、平成30年度予算及び平成29年度補正予算について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、30年度予算と29年度補正予算を取りまとめることができました。先般の新しい経済政策パッケージに続き短い期間での調整でしたが、与党の皆様の御尽力に感謝申し上げます。
来年度予算においては、保育の受皿を拡大し給付型奨学金の対象を拡充するなど、人づくり革命を推進します。そして、生産性革命を実現していくため、企業による設備・人材への投資や、Society 5.0に向けたイノベーションを強力に促進していきます。あわせて、観光、インフラ整備、農林水産業といった成長分野への重点化により、GDP600兆円への達成を目指します。同時に、薬価制度の抜本改革など改革努力や歳出削減努力を積み重ね、一般歳出や社会保障費の伸びを抑制します。税収は59.1兆円と、平成3年度以来27年ぶりの高い水準を見込むとともに、公債の発行額を安倍内閣発足以来6年連続で減額するなど、来年度予算も経済再生と財政健全化を両立する予算にできたと考えています。
また、補正予算では、災害対応を始めとする追加的財政需要に加え、人づくり革命や生産性革命、TPPや日EU・EPAなどに備えた農林水産業の強化等に向け迅速に対応してまいります。
年明けの国会において、補正予算とともに来年度予算を1日も早く成立させ、最大の課題である少子高齢化の克服に向けて力強く踏み出し、経済の成長軌道を確かなものとしてまいりたいと思います。
与党の皆様におかれましては、引き続き御協力をよろしくお願い申し上げます。」