東京駅丸の内駅前広場完成記念式典

平成29年12月7日
祝辞を述べる安倍総理 祝辞を述べる安倍総理
祝辞を述べる安倍総理

 平成29年12月7日、天皇皇后両陛下御臨席の下、安倍総理は、都内で開催された東京駅丸の内駅前広場完成記念式典に出席しました。

 総理は、祝辞で次のように述べました。

「本日、ここに天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、東京駅丸の内駅前広場完成記念式典が挙行されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。
 東京駅は日本の鉄道の源であります。全国3万キロの鉄路の起点である東京駅では、時代を超えてあまたの人々が行き交ってまいりました。
  同時に、皇室との関わりも深い駅であります。大正3年の開業以来、れんが造りの丸の内駅舎の正面に貴賓出入口を頂き、天皇皇后両陛下の行幸啓を始め、皇室の方々のお出ましの際に御利用されています。
 振り返れば東京駅は、我が国の近現代の歴史と共に歩んできました。関東大震災の復興事業として整備された行幸通りは、当時の復興の象徴でありました。終戦の折りは、復員列車を迎える拠点となりました。夢の超特急ひかりが初めて東京駅を出発したのは、東京オリンピックが開催された1964年でした。
 時は移り2020年には、東京で再びオリンピック・パラリンピックが開催されます。世界中の注目が集まる祭典の開催まで1000日を切った本日、東京の中心に格調高い都市景観が完成したことは、誠に時宜を得たものであります。オリンピック・パラリンピックは、日本の魅力を世界に発信する絶好の機会となります。
 年間4000万人の来訪を目指す。外国人観光客を始め、国内外の多くの人々をお迎えすることとなります。この新しい玄関口が、我が国の新たなおもてなしの拠点としての役割をしっかりと果たし、次の世代に引き継がれることを期待します。
 最後に、今般の大事業に取り組まれた関係者各位の御尽力に敬意を表し、ここ東京駅が行き交う全ての人々に末長く愛されることを祈念して私の祝辞といたします。」

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