大阪・関西万博会場視察等についての会見
(大阪・関西万博の開幕まで残り1週間となったが、会場を視察した感想と日本のAI(人工知能)・先端技術をどのように海外に発信するか、地方創生にどのようにつなげるか、また、総理はテレビ出演中にトランプ大統領との電話会談について、来週のうちには行いたいと述べていたが、具体的な実施時期のめどは立っているのか、また、実現したらどのようなことを求めるのか)
今日1日というかな、ほぼ半日、あと1週間に迫った(大阪・)関西万博会場を見せていただきました。最後は吉村知事とも御一緒させていただきました。本当にできたんだな、っていうのが正直な感想です。本当に間に合うんだろうかとか、交通は大丈夫なんだろうかとか、いろいろ心配する声もあったんだけど、1週間前、来てみると、もう本当に開幕には間に合うなと。70年万博も、本当に全部できたよっていうのは、開会の数時間前だったそうですね。今度もやっぱり、ちゃんと間に合うんだなってこと、そして、会場を見て、未来のいろんなもの、例えば、未来の、何だろうな、トラクターもコンバインも全部1台でできる、そういう農機具のロボットのようなもの、すごいなと思いましたね。あるいはこう、実際に、オートバイ、馬が走るような。そういうのも、すごいなと思いましたし。今回は体験できなかったけど、70年万博ですごいなと思った、できるといいなと思った人間洗濯機が、今度は本当に出てくるということで、(吉村)知事もこの間、乗られたらしい。だから、そういう、未来にきっとこんなものができるよねっていう、ワクワク感・ドキドキ感がいっぱい詰まった会場だと思います。70年万博のときと違って、空路、あるいは陸路がものすごく発達をして、高速道路もそう、新幹線もそう、あるいは飛行機もそうですよね。だから、いろんな新しい日本の姿、あるいは、AIと電力を一体化したワット・ビット連携とかね、そういう日本の新しい姿を世界に発信する、そういう万博に必ずなると思うし、1回来た人は必ずファンになって、世界に、日本中に発信できる、そういうものになるな、と思いました。
それから、トランプ大統領との話は、今、こう、時差もありますしね。どの時間が一番いいのか。そしてまた、ただ話せばいいってことではないのであって、大統領が提起したいろいろな問題に、もちろん世界中に提起した問題なのだけれども、我が国として、どうそれに応えるかということを、きちんと作ってからでなければいけないと思っています。その準備がね、「もう頼むから日本だけ例外にしてください」とか、そういうことを言っても仕方がないのでね、だから、そういうことをきちんと準備をして、そして、時間の、お互いの都合というものが合う時にやりたいと思っています。早ければ来週のうちということになりますが、これ、なるべく早く、日本としての当面の案をまとめて、もちろん国内対策は国内対策として万全を期しますが、やはり、アメリカとの交渉というのは、本当にパッケージにして示したいと思っているので、それなりの時間はかかります。でも、やるからには成功させるということです。