マレーシア及びインドネシア訪問についての会見

更新日:令和7年1月9日 総理の演説・記者会見など

(マレーシアとインドネシアへの訪問について、この2か国を選んだ狙いと今年の政権の外交戦略、また、2か国への訪問を通じて、経済や安全保障などの分野でどのような成果を得たいか) 

 国際会議以外では、初めての海外出張となります。マレーシア、これはASEAN(東南アジア諸国連合)の議長国でございます。また、インドネシアは地域最大の人口、そしてまた、経済規模を有する国でありますので、これから我が国が、この不確実性を増す国際社会の中にあって、東南アジアとの関係は今まで以上に大事にしていきたいと思っております。議長国であるASEAN・マレーシア、そして地域最大の人口経済規模を有するインドネシア。アンワル首相、あるいはプラボウォ大統領と、もちろん今までも国際会議の際に、個別に会談をいたしてまいりましたが、時間を取って、この地域の将来、あるいは安全保障、自由で開かれたインド太平洋の実現が国際社会の平和と安全に寄与するものだということ、そしてまた、我が国にとっては重要なエネルギー供給国であります。これから先も安定的なエネルギーの供給をお願いしたいし、また、両国の経済発展、著しいものがありますので、そのことに対して我が国も寄与をこれから先もしていきたいというふうに考えております。もちろんアメリカもあれば、中国もあれば、あるいはヨーロッパも中東もあるわけですけれども、我が日本国として最も近い、距離的にも、ASEANとの関係、これを更に強化前進させてまいりたいというふうに考えておる次第でございます。

(経済安全保障の分野の成果については)

 これは経済的には両国の経済発展に対して、我が国はどんな寄与ができるか、随分と投資もしてまいりましたが、これから先の経済発展にいかなる寄与ができるかということ、また繰り返しになりますが、エネルギーの安定的な供給、それも化石燃料のみに依存するのではないということをよく念頭に置きながら、やってまいりたいと思っております。安全保障につきましては、この地域において、どういうような安全保障の枠組みを作っていくことができるか、昨日、公明党の山口前代表からも御提案がありましたが、そういう枠組みを念頭に置きながら、信頼関係の醸成というものが極めて大事だというふうに考えております。

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