韓(ハン)・韓国大統領権限代行・国務総理との電話会談等についての会見
(読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆の逝去について)
偉大なジャーナリストだったと思っています。私も議員になって以来、何度も謦咳(けいがい)に接する機会がありました。特に、先の大戦について、あるいは、いろいろな日本の歴史観について教えていただくことが多かったです。今年になってから、主筆が1960年代に書かれた自民党の派閥について、最近復刊された本ですかね、あれを改めて読み返しました。自民党とは何か、派閥とは何か、これからどうあるべきかということについて、多くの示唆に富んだ本だったなというふうに思っております。今、日本の政治がこういう状況にあって、党の在り方、民主主義の在り方、あるいは日本国のこれからの平和国家としての歩み、そういうことについて、まだまだ教えを頂きたかったなと思っております。御冥福をお祈り申し上げます。
(大韓民国の韓悳洙(ハン・ドクス)大統領代行・国務総理と電話会談について)
昨今の状況を踏まえて、大統領の弾劾を受けて代行に就任された大統領(権限)代行と、今の状況等についていろんな意見交換を行いました。代行の方からは、治安も安定してきたと。日本人の安全、もちろん日本人に限ったことはないでしょうが、外国人、日本人の安全には万全を期すと。また、日本企業の皆さん方にもそういうことをこれから先説明していきたいと。こういう状況であっても、日韓関係の重要性は何ら変わらないし、いろんな面での協力・強化を図っていきたいと。特に、来年は、国交が回復して60年ということになるわけで、その節目の年を迎えるわけで、あらゆるレベルにおいての交流を活発化させていきたいということ。あるいは、最近の北朝鮮のロシアとの協力関係等々、そういうような厳しい安全保障環境でもあるので、一層、日韓あるいは日米韓、この協力体制を維持・強化していきたいと、おおむねそのような内容であったと思います。