在リオデジャネイロ日系人・在留邦人との懇談における石破総理挨拶
ボン・ジーアというんですかね、おはようございます。第103代日本国内閣総理大臣の石破茂であります。
36年ぶりにリオデジャネイロに参りました。これは日本ブラジル移民80周年の記念行事で秋篠宮様がお出ましになられました。それのお供で来たのが、36年前のことであります。36年後、こうして総理大臣として訪問をするということを大変うれしく思います、というのか、大変びっくりしておるところであります。
ブラジルには世界最大の日系社会があり、日系人の皆様方は本当に今、ブラジル社会の重要な一員として、ブラジル社会に多大な貢献をしておられます。誇りに思うところであります。
リオデジャネイロの日系社会では、和食、和太鼓、盆踊り等々、日本文化が楽しめる行事を開催しておられ、リオ市民の中でも人気が高いというふうに承知いたしております。スポーツ分野でも、今日お出ましのナガイさんが貧困地域の子供たちへの柔道教育を通じて、子供たちに人生の可能性を広げる活動されておられるというふうに承っているということであります。
日本政府といたしまして、これからも皆様方の活動を後押しをしてまいりたいと思います。日本が引き続き世界から信頼され、力強い国となるように努力をいたしてまいります。
G20はですね、貧困と飢餓、これにどう立ち向かうかというのがテーマです。みんな立派な演説はするんだけれども、今、この瞬間も地球には飢餓、貧困たくさんあります。ウクライナでも、ガザでも多くの罪のない人が毎日大勢死んでいる。そうであるにもかかわらず、世界は対立と分断が進んでいる。この対立と分断を解消し、飢餓と貧困が撲滅されるために日本としてあらゆることをしていかねばならないと思っております。
日本は今、恐ろしく人口が減っていることを御存じだと思います。かつては世界有数だった経済力も相当に低下をいたしました。もう一度、日本は活力を取り戻し、世界平和のために貢献できる、そういう国として活動してまいりたいと思っております。
私の親友であります中谷元さん、今防衛大臣であります。あるいは、尾﨑さんは知事を終わられて今衆議院議員であります。御紹介いただきました浜崎さんは、私の幼稚園、小学校、中学校か、2級先輩でありまして、非常に親しくしております。懐かしく聞いたことでございました。
ありがとうございました。