APEC首脳会議及びG20リオデジャネイロ・サミット出席等についての会見
(APEC(アジア太平洋経済協力)、G20(金融・世界経済に関する首脳会合)サミットでどのような発信を行い、成果を得たいと考えているか、バイデン大統領及び習近平国家主席とは、どのような会談を行いたいと考えているか、アメリカのトランプ次期大統領との面会の調整状況及びどのような会談にしたいと考えているかについて)
これよりAPEC、そしてG20に出席のため、ペルー及びブラジルを訪問いたします。APECにおいては、「エンパワーメント」、「包摂」、そして「成長」、この三つがテーマとなるわけでありますが、こういう問題について、我が国として、この地域の経済的な成長のために何ができるかということで議論をしてまいりたいというふうに考えております。
また、G20につきましては、先進国、そしてまた途上国、お互いが責任をどう共有をするかということについて、あるいは、どのように協力関係を構築するかについて、議論を主導していきたいというふうに考えておるところであります。
また、バイデン大統領とは、前岸田総理が尹(ユン)大統領との間で、あるいはバイデン大統領との三者会談において、日米韓の協力体制ということについて確かな道筋をつくってこられました。それを確認し、発展させるということを議論してまいりたいというふうに思っておるところであります。バイデン大統領、尹大統領とも、個別にまた会談をする機会もあろうかと思いますが、そういう観点から議論をしてまいりたいというふうに考えております。この関係は、更に強固にしていかねばならないと思っております。
中国の習近平主席との会談につきましては、現在調整中でありますけれども、2か国の間には、いくつかの問題もあると、そしてまた、共通の目指していかねばならない問題があると、そういうことについて、率直な意見交換をしてまいりたいというふうに考えておるところであります。
また、トランプ大統領との間のことは、まだ具体的なことが決まっているわけではありません。そういうことですので、会談の内容につきましては、まだ具体的にお話できる状況にはありません。そういうことです。
(外遊を終えた後に、国内での経済対策に関して取りまとめが行われると思うが、どのように取り組む予定かについて)
これは、本日、自由民主党、そしてまた公明党、一任が取れたというふうに報告を受けております。今後、議論に参加していただける、そのような党の皆様方とも、もちろん、自公というものを基本としながらも、いろんな議論を進めて、経済的な成長について、経済的な発展について、より議論を深めて、成案を得たいというふうに指示をしたところであります。