「国際女性の日」に当たっての石破内閣総理大臣ビデオメッセージ
更新日:令和7年3月8日
総理の指示・談話など
内閣総理大臣石破茂です。3月8日、これは1975年、昭和50年になりますか、国連が定めた「国際女性の日」であります。女性活躍・男女共同参画に取り組む我が国の、そして世界の関係者の皆様の御努力、御尽力に対し、改めて敬意と感謝の誠をささげます。
女性活躍・男女共同参画は、全ての人が生きがいを感じられ、多様性が尊重される社会の実現、我が国の経済社会の持続的な発展において、不可欠な要素であります。
私どもの政権が進めております「地方創生2.0」の第一の柱は、「若者や女性にも選ばれる地方」であります。若い方々、女性の方々、そういう皆さん方が「楽しいな」と思っていただけるような新しい出会い、気づき、そこから生まれる夢や可能性がとても重要だと思っております。
若い方々、女性の皆さん、働きやすく魅力ある職場づくりを進めるため、アンコンシャス・バイアス、要は無意識の思い込みってことらしいんですが、そのような無意識の思い込みの解消を図るとともに、男女間の賃金格差、これは日本は世界でも賃金格差、男女間のこれが大きいと言われておる国でありますが、その是正にも取り組んでまいります。時間に余裕を持ちながら正社員としての待遇を受けられる短時間正社員という働き方も大いに活用していかなければなりません。女性の雇用における「L字カーブ」の解消、男性の育児休業の推進にも積極的に取り組み、社会の構造・意識の変化につなげてまいる次第であります。
「国際女性の日」に当たり、内閣総理大臣として、我が国及び世界の全ての女性が、生き生きと自ら選んだ道を歩んでいただけますように、力を尽くすことを、ここに改めて申し述べまして御挨拶といたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。