内閣総理大臣謹話
更新日:令和6年11月15日
総理の指示・談話など
(令和六年十一月十五日)
三笠宮妃百合子殿下の御訃報に接し、悲しみの念を禁じ得ません。
妃殿下には、御結婚以来三笠宮をよく支えられ、皇族として、医療、福祉、文化、スポーツ、国際親善等幅広い分野にわたり貢献され、とりわけ、母子愛育事業には長年にわたり関わり、献身的な御尽力をなされました。
また、妃殿下は各種記念式典、大会に御臨席の際には関係者を励まされるなど、国民と親しく接せられました。
お年を召されてからは、静かな日々をお健やかにお過ごしになり、昨年には、百寿をお迎えになりました。国民は、妃殿下の一層の御長寿を願っておりましたところ、思いもむなしく薨去(こうきょ)されましたことは、誠に哀惜に堪えません。
皇室を始め御近親の方々の深いお悲しみを拝察申し上げ、ここに、国民と共に謹んで心から哀悼の意を表します。