健康・医療戦略推進本部

更新日:令和7年2月18日 総理の一日

 令和7年2月18日、石破総理は、総理大臣官邸で第49回健康・医療戦略推進本部を開催しました。

 会議では、第3期健康・医療戦略(案)及び第3期医療分野研究開発推進計画(案)等について議論が行われました。

「本日、2025年度から2029年度までの5か年間における、我が国の医療分野の研究開発推進と健康長寿社会に資する新産業創出の基本的な計画である、第3期健康・医療戦略と第3期医療分野研究開発推進計画を取りまとめました。
 新型コロナウイルス対応の経験を通じて、我が国の医薬品産業に関する国際競争力の低下と研究開発・生産能力の低下が課題として浮き彫りになりました。感染症有事が発生した場合に、適切に医薬品や医療機器を確保できなければ、国民生活や社会経済活動に大きな影響が生じます。
 また、海外で承認されている医薬品を日本で使うことができないドラッグ・ラグ、ドラッグ・ロスの問題について、国民の皆様が必要なときに速やかに医薬品を手に入れることができるよう、取り組んでいかなければなりません。
 第3期においては、こうした課題を踏まえ、感染症への対応強化、創薬力の強化を柱として、国民の生命・健康を守る取組を進めることとしています。
 この中でも、AMED(日本医療研究開発機構)の支援の下、アカデミアやスタートアップ、製薬企業等が相互に連携し、一体となって医薬品や医療機器を生み出していく『創薬・医療機器創出エコシステム』の構築は大きな柱の一つです。
 4月には国立健康危機管理研究機構(JIHS)が設立され、感染症有事における初動対応の強化に加え、研究開発力の強化の一助に加わることとなります。
 戦略は実行することが重要です。城内大臣を始めとする関係閣僚におかれては、新たな戦略の下で、一丸となって取組を進めていただくよう、お願い申し上げます。以上です。」

関連リンク

これまでの総理の一日