総合科学技術・イノベーション会議

　令和６年１２月２３日、石破総理は、総理大臣官邸で第７５回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。

　会議では、科学技術・イノベーション基本計画等について、議論が行われました。

　総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日から、今後５年間の次期「科学技術・イノベーション基本計画」の策定に向けた検討を開始することになっております。
　科学技術・イノベーションは、国力の源泉であり、経済成長を加速させ、社会課題を解決する原動力であります。
　現在、我が国は、気候変動などの地球規模課題の深刻化や災害の頻発化・激甚化、千年単位で見ましても類を見ない人口減少、生成ＡＩ（人工知能）などの登場による急激なデジタル化の進展など、大きな時代の変化に直面をいたしております。国際社会におきましては分断と対立が進んでおり、あらゆる面で安全保障環境は激変していると考えております。
　こうした中、次期基本計画の策定に向けましては、国力の基盤となります研究力の強化・人材育成、社会変革を牽引（けんいん）するイノベーション力の向上、経済安全保障との連携といった観点から、政策の方向性や取り組むべき施策を検討していくことが必要であります。
　有識者議員の皆様方におかれましては、どうか精力的な議論をいただきますようにお願い申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」