サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議
令和6年11月29日、石破総理は、総理大臣官邸で第4回サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議に出席しました。
会議では、テーマ別会合についての報告及びサイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた提言(案)について議論が行われました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「お集まりをいただき感謝を申し上げます。我が国のサイバー対応能力の向上は、現在の安全保障環境に鑑みますとますます急を要する課題であります。
国家安全保障戦略では、サイバー安全保障分野での対応能力を、欧米主要国と同等以上に向上させることを目標に掲げ、その柱として能動的サイバー防御を導入することといたしました。
この有識者会議では、能動的サイバー防御に必要となる法制等を検討するため、本年6月から精力的な議論を行っていただいていると承知をいたしております。有識者の皆様には、これまでの御尽力に感謝申し上げますとともに、可能であれば、今回の会合で議論の取りまとめをいただくようにお願いを申し上げます。また、私の内閣で新たに設置したサイバー安全保障担当大臣である平大臣におかれましては、この会議の成果を踏まえ、関係大臣とも協力の上に可能な限り早期に関連法案を取りまとめて下さい。我が国の安全保障を、サイバー空間においても確実なものとするため、どうぞよろしくお願い申し上げます。以上であります。」