国と地方の協議の場

更新日:令和6年11月27日 総理の一日

 令和6年11月27日、石破総理は、総理大臣官邸で令和6年度第2回国と地方の協議の場に出席しました。

 会議では、新地方創生及び地方分権改革の推進等について協議が行われました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「本日はお出でいただきまして、誠にありがとうございます。御多忙のところ恐縮です。厚く御礼を申し上げます。
 本日の議題は、新地方創生及び地方分権改革の推進、人口減少対策及び若者・女性にも選ばれる地方ということが議題となっております。これはもう、あちらこちらでお話をしておることですので、あえて繰り返すことはいたしません。その重要性も皆様方のよく御案内のとおりであります。
 地方創生というものを安倍内閣で10年前、初代大臣として2年間やらせていただきました。47都道府県1718市町村、それぞれでいろいろな取組をいただき、私は成功した事例もいっぱいあるんだろうと思っております。うまくいかなかったのもありますが、成功した事例もいっぱいあります。どうやって、うまくいかなかったとすれば、何をどう改めていけばいいのかということだと思っております。やはり、それぞれの47都道府県1718市町村、そこにおいて、それは県庁でやるんだよね、市役所でやるんだよね、町役場でやるんだよね、ということではなくてですね、そこにおける『産官学金労言』といつも言いますけれども、あらゆる方々が集まっていただいて、議論していただいて、答えは何なんだろうか、どこかのコンサルタントにお願いして、『はいそれが答えです。』みたいなことをやっても、良くなるはずはないのであって、それはもう予算も増やします、取組も強化をいたします、情報がない、金がない、時間がない、いろいろできない理由が並ぶこともありますが、それぞれ一つ一つきちんと解決していかねばならんことだと、私は思っておるところでございますので、是非よろしくお願いいたします。
 ただその、若者と女性に選ばれる地方ということですが、これもあちこちで申し上げていることでありますが、婚姻率が低いところが人口減少するということは間違いなく正の相関でございますが、結婚する率が低い、そういうところで人口が減る、これは事実としてあるわけで、それじゃあ一体どうしたらいいんでしょうか、ということに今回答えを見出していかねばならないということであります。
 本日、実り多い議論が行われまして、やはり地方から国を変えていくということを是非ともやりたいというふうに考えています。今日の主な議題ではございませんが、防災につきましても、私ども内閣としても一生懸命取り組んでまいるところでございます。どうしたら防災力が強化できるか、それは地理的条件が良くなるとか、財政が厳しいとか、そういうことでそこの人たちが大きな被害を受けるということがあってはならないのであって、どうやって防災力というものを強化していくのか、ということにつきましても六団体の皆様方のお力を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」

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