2024年米日カウンシル年次総会に際する石破内閣総理大臣のメッセージ

更新日:令和6年10月31日 総理の指示・談話など

 御列席の皆様、本年の米日カウンシル年次総会の開催を、心からお祝い申し上げます。米日カウンシルは、2009年の発足以来、両国の人的交流、次世代リーダーの育成や、日本と米国、そして日本と日系人との関係強化に多大な貢献をされてきました。
 例えば、「トモダチ・イニシアティブ」は、両国の若い世代を結びつけ、相互理解を深めるだけでなく、今後50年、100年にわたる日米の友好と協力の基盤を築くプログラムであり、日米同盟の未来を支える重要な柱となっています。
 日米同盟は、インド太平洋地域と国際社会の平和と繁栄の基盤です。私は総理大臣就任直後にバイデン大統領との電話会談を行い、日米同盟の強化は、政権の外交・安全保障政策上の最優先事項であるとお伝えしました。
 来月には米国において大統領選挙が予定されています。日米同盟の重要性については党派を超えた支持があり、そして、日米間で様々な人々が培ってきた信頼と友好関係は、選挙の結果により決して変わるものではないと確信しています。本日の年次総会のテーマである「共に未来を切り拓(ひら)く:新たな米日関係の時代」("Forging Our Future Together: The New Era in US-Japan Relations")は、まさに時宜にかなったものです。これからも、日本は自由で開かれた国際秩序の中核を担うグローバル・パートナーとして、米国と緊密に連携し、世界の平和と繁栄に向けて共に貢献してまいります。
 最後に、故ダニエル・イノウエ上院議員や故アイリーン・ヒラノ・イノウエ初代会長の遺志を継ぎ、日米関係の発展に寄与してこられた全ての関係者の皆様に、心からの敬意を表します。
 本日の総会が、米日カウンシルの更なる発展と、日米関係の一層の深化、そして、地域や世界が直面する課題の解決に向けた新たな出発点となることを強く期待しつつ、私の御挨拶とさせていただきます。総会の成功を心からお祈り申し上げます。

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