第37回東京国際映画祭オープニングセレモニー 石破総理ビデオメッセージ
更新日:令和6年10月29日
総理の指示・談話など
皆様、こんにちは。内閣総理大臣の石破茂です。東京国際映画祭は、アジアを代表する国際的にも注目を集める映画祭です。
映画の発展に貢献されてきた皆様の創意工夫と御尽力により、本日、第37回の東京国際映画祭が開催されますことを心よりお慶(よろこ)び申し上げます。
日本のコンテンツ産業は、鉄鋼や半導体産業に匹敵する輸出規模があり、その競争力の源泉は、会社と共に、映画監督や制作現場の方といった、クリエイター個人の皆様にあります。日本のコンテンツ産業の更なる発展のために、政府としても、次世代を担うクリエイターの育成支援や、取引の適正化といった環境の整備を図ってまいります。
本年8月には、「日伊映画共同製作協定(映画共同製作に関する日本国政府とイタリア共和国政府との間の協定)」が発効し、いよいよ共同製作作品の募集も開始となりました。今年、生誕100年となるイタリアの有名俳優マルチェロ・マストロヤンニ氏や有名監督の作品に関する特集が上映されると聞いております。改めて過去の名作の魅力が再認識され、新たな作品の制作に向けた皆様方の出会いや交流の場となりますことを心より期待いたしております。
最後になりますが、この映画祭の成功と、我が国の映画産業のますますの発展を祈念いたしまして、私の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。