APEC首脳会議出席等についての会見
(APEC(アジア太平洋経済協力)に参加する意義や狙い、またどのように議論をけん引していくか及び日中首脳会談の調整状況について)
これからAPEC首脳会議等に出席するために、サンフランシスコに出発いたします。そして、今、世界が様々な地球規模の課題、自由で開かれた貿易、さらにはデジタル経済の推進、また、気候変動など、こうした喫緊の課題について議論を行い、是非日本の立場、これを発信する、こういった場にしたいと思っています。さらに、この場を利用して、様々な国々のリーダーとも意見交換、あるいは交流を行いたいと思っています。例えば韓国の尹(ユン)大統領とは、スタンフォード大学において、先端技術をテーマとした討論会に共に参加するなど、未来志向の日韓関係、確認したいと思っております。
そして、御質問の日中関係ですが、日中首脳会談については、今現在のところ、決まってはおりませんが、いずれにせよ日中関係、建設的かつ安定的な関係を維持するため、お互いの努力によって、こうした関係を維持していく、こういった基本方針は変わっておりません。様々な形で意思疎通を行っていきたいと考えています。
(防衛省の三宅政務官が事務所スタッフにセクハラ行為をした疑いがあるとの報道への受け止め及び自衛隊内でのセクハラが問題になる中でどう対応するかについて)
まず御指摘の報道については承知しています。本人から防衛大臣に対して報告が行われたと承知しています。その上で御指摘のように防衛省、そして自衛隊においては、現在、木原防衛大臣の下であらゆるハラスメント、これを根絶すべく、組織を挙げて取り組んでいるところです。こうした状況を受けて、防衛大臣を補佐する立場にある大臣政務官に対する報道については、より適切に説明が行われるべきである、こうした旨、私の方から指示を出しているところです。