米国訪問等についての会見
(G7議長国、広島サミットの成果を踏まえ、国連総会で何を訴えるか、またゼレンスキー大統領と個別会談を行うかについて)
まず、おっしゃるように本日からニューヨークを訪問し、国連総会のハイレベルウィークに参加をいたします。一般討論演説を行い、SDGs(持続可能な開発目標)サミット、FMCT(核兵器用核分裂性物質生産禁止条約)のハイレベル記念行事、さらにはウクライナ情勢に関する安保理首脳会合、また、保健に関する多国間会議などの、会議に出席することを予定をしています。その中で、おっしゃるようにG7広島サミットでの成果、これを更に発展させ、そして、更なる議論につなげていかなければならないと考えています。複合的な危機が重なっている、この国際社会において対立・分断ではなくして、協調をする国際社会を作っていかなければならない。その中にあって、日本は今まで人間の安全保障ですとか、あるいは人間中心の国際協力、こういった考え方を訴えてきました。こういった日本ならではの考え方を是非しっかりと国際社会に発信をする、新たな形で発信をする、こうした努力をしたいと思っています。あわせて、実効的な多国間主義、これを訴える、さらには安保理改革を含め、国連改革、国連の機能強化、これを訴えることも重要なポイントになると考えています。
そして、御質問のゼレンスキー大統領と会談を持つのかという質問については、ゼレンスキー大統領とは今、個別な会談、これは想定してはおりませんが、ゼレンスキー大統領はいくつかの、会議で同席することが予定されています。当然、立ち話などは行われることがあるかもしれない、こういったことは考えています。2国間会談としては、今もう調整済みのものとしては、イランのライースィ大統領、モンゴルのフレルスフ大統領、こうした首脳との会談が予定されています。その他にも状況によって立ち話ですとか、懇談ですとか、こうしたものも実施できればと考えています。
また、あわせて今回、一つ予定していることとして、米国の経済・金融関係者に対して、日本の経済の現状ですとか、これからの経済・金融に対する取組、こういったことを話をする、日本の立場や日本をアピールするスピーチを行わさせていただく、こうしたことも今回予定をしております。こういったことを通じて、日本の立場や考え方、しっかりアピールする、そしておっしゃるようにG7広島サミットでの成果を更につなげていく、こうした取組をしていきたいと考えています。
(内閣改造を受けて行われた世論調査で内閣支持率がおおむね横ばいであることの受け止めについて)
まず、人事については先送りできない課題に取り組む上で、適材適所の考え方に基づいて行いました。世論調査の結果等は様々なものが出ていると承知しておりますが、基本的には一喜一憂するのではなくして、先送りできない課題について取り組み、そして結果を出すことによって、国民の期待に応えていく。こうした姿勢を大事にしていくことが重要であると認識をしています。以上です。