北朝鮮による弾道ミサイル発射事案についての会見

更新日:令和5年7月12日 総理の演説・記者会見など

 先ほど、北朝鮮が一発のICBM(大陸間弾道ミサイル)級弾道ミサイルを発射いたしました。この事態を受け、私の方から、まずは情報収集を行い、安全を確認した上で、国民の皆様に情報を提供する、こうした指示を行いました。加えて、出張中の私の臨時代理を務める官房長官に対しまして、万全を期すとともに、国家安全保障会議、これを速やかに開催するよう指示をしたところであります。そして、その上で先ほど、会議の結果の報告を受けました。
 北朝鮮は、本年に入ってから新型ICBM級弾道ミサイルを含め、高い頻度で弾道ミサイルの発射を繰り返しています。一連の北朝鮮の行動は、我が国あるいは地域、さらには国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認することはできません。国連の安保理決議にも反するものであり、強く非難をするところです。既に抗議も行いました。引き続き、情報収集、警戒監視に努めるとともに、日米、日米韓等での緊密な連携を図り、平和と安全の確保に万全を期していきたいと思います。
 本日もこの後早速、AP4(アジア太平洋パートナー)、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、AP4の会議も予定されています。また、韓国の尹(ユン)大統領を始め、関係国との首脳会談も本日予定されています。こういった機会を通じて、北朝鮮に対する対応について、しっかり連携を確認したいと考えています。以上です。

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