ゼレンスキー・ウクライナ大統領との電話会談についての会見
更新日:令和4年9月30日
総理の演説・記者会見など
(ゼレンスキー・ウクライナ大統領との電話会談について)
先ほどウクライナ・ゼレンスキー大統領と電話会談を行いました。私の方からは、ロシアによる侵略を一刻も早くやめさせるべく、G7等と結束して取り組んでいくという我が国の姿勢を改めて伝達した上で、祖国と自由を守るために戦うウクライナとの連帯を伝えました。また、今般実施されたいわゆる住民投票と称する行為、さらには、ウクライナの一部地域の編入に向けた動きは、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害するものであり、国際法違反である。決して認めてはならず、強く非難する。こうした旨を伝えました。そして、ゼレンスキー大統領からは、我が国の立場及びこれまでの支援に対して深い感謝の意が表されました。我が国は、G7と緊密に連携し、更なる制裁を検討していきたいと思います。そして、日本として強力な対露制裁とウクライナ支援を、国際社会とともに継続していくこと、そして、一刻も早い平和回復とウクライナの復興に向け、来年のG7議長として、国際社会の議論をリードしていく決意、あるいはこうした立場を明確に伝え、そして相互に協力していくということで一致した、こうした電話会談でありました。
(キーウの大使館の再開について)
再開についても話題にはなりました。大使館の再開については、日・ウクライナ両国間の緊密な意思疎通にとって、とても重要であり、ゼレンスキー大統領には、大使館の再開に向けた日本側の検討状況について説明を行いました。先般、松田大使がキーウに出張してきました。それを踏まえて総合的に検討している、こういった状況について説明した次第であります。