民生・児童委員との車座対話についての会見
(民生・児童委員との車座対話の受け止め及び今回の視察から政策に反映すべき点について)
本日、現場の第一線で御活躍の民生委員・児童委員の皆さんから直接お話を聞かせていただく機会を頂きました。意見交換の場を持たせていただきました。
5月12日は民生委員・児童委員の日と定められているということで、現在、全国で23万人の児童委員・民生委員の方々が活躍してくださっているということで、コロナ禍の中で、地域においていろいろな御苦労をされておられる、そうした具体的な話を直接聞かせていただく貴重な機会でありました。お話を聞いておりまして、孤独・孤立ですとか、あるいは生活の急変、コロナ禍ということもありますので、そうした悩みはより多く、また多様化しているようでありますし、また、子育ての悩みなど、悩みも多様化している、こうしたことも感じさせていただきました。よりきめ細やかな支援が求められている、こうした社会の変化ですとか実情について感じる機会ともなりました。こうしたお話を聞きながら、例えば居場所の確保等において、よりそうした施設や場所の確保に向けて応援をお願いしたい等のお話も聞かせていただきましたし、何よりもこうしていろいろなニーズが複雑化、多様化していきますと、関係者の連携が大事なのではないか、こんなことも感じました。すなわち官と民、NPO(特定非営利活動法人)、そして民生委員・児童委員、さらには今日も話に出ておりましたが、学校との連携とか、関係者の連携、こうしたものをスムーズに進めるためにはどうしたらいいか、こういったことも政府、行政の立場から考えていくべきポイントの一つなのではないか、こんなことも感じた次第です。こうした貴重な意見交換と併せて、今日は民生委員・児童委員の皆様による子育て悩み相談活動の現場も視察させていただき、その一端に触れさせていただいた、こうしたことであります。こうした意見交換、視察を通じて感じたことは、今、国会においてはこども家庭庁の法案の審議が続けられていますが、政府としては今後、この法律を是非成立させていただきたいと思っておりますし、そしてこども家庭庁がスタートしたならば、そのリーダーシップの下で、全国の市町村にこども家庭センターを展開する。そして、子育て世帯への訪問事業などの新設も考えておりますので、こうした新しい事業への取組、こうしたことを通じて子供たちや子育て世代への支援は充実していきたいと考えております。