新潟県訪問等についての会見
(視察・意見交換を踏まえ、今後の政府の政策にどういかしていくかについて)
今日は新潟県、お邪魔させていただきまして、まず、燕(つばめ)・三条地区において、ものづくりに特化した大学、さらには世界に誇る技術を持っておられる中小企業を視察させていただき、また、ものづくりの最前線で頑張っている皆さんのお話を聞かせていただきました。そして、新潟市に足を運ばせていただきまして、イノベーションの拠点を見させていただき、関係者の声を聞かせていただきました。今日視察をし、話を伺う中で、地域の皆さんがそれぞれの特色をいかしながら、未来に向けて挑戦をしている、そうしたすばらしい姿を拝見させていただきました。是非、こういった方々を支援することによって、地方から全国に活力を押し上げていただく、こうした流れを作っていただければと期待をしています。しかし、そのためにも今、原油や原材料、食材を始めとする世界的な物価の高騰の中で、企業関係者の皆さん苦労されています。こうした状況の中で、国としても物価対策等しっかり支援をしていかなければなりませんし、コロナ禍の中で努力をされている企業を支援するために、無利子無担保融資についても既に期限の延長をさせていただいています。さらには今後、事業再構築補助金につきましても、原油や物価高騰の中で新規の事業に挑戦される企業を後押しする特別の枠を作って支援をするなど、様々な政府としての支援策を用意し、頑張っている地方の中小企業の皆さん、あるいは、スタートアップの皆さんを後押ししていきたいと思っています。是非、地方から全国に成長の勢いをボトムアップで、押し上げていただけるよう、政府としても応援をしていきたいと強く感じた次第です。
(原油価格・物価高騰等総合緊急対策に企業への支援策を盛り込むかについて及び同緊急対策を発表する時期について)
緊急対策は、指示を出した段階で、まず原油対策、それから、原材料対策、そして、中小企業対策、そして、4点目が特にお困りの方に対する支援。4項目を挙げて対策を作成するように指示を出しました。既に与党の方からそれぞれ4項目にわたって具体的な案が上がってきていますので、これを整理して、政府として対策をまとめたいと思っています。従来から4月中ということを申し上げてきました。再来週が月末ですので、再来週までにはこの支援策、政府としてもまとめていきたいと思っています。
(本日この後、政務の車座対話を行う狙い及び参議院議員選挙への意気込みについて)
まず、私も総理大臣であると同時に、自民党総裁でもありますので、地方に公務で足を運ぶことも大事ですが、政務として自民党の党勢拡大という観点から様々な取組に参加をする、協力をする、これも大事な取組であると認識をしています。今日も、この自民党の党勢拡大ということで、政務としてこの日程を組ませていただいています。そして、参議院選挙ということについては、その積み重ねとして選挙に向けて、努力を続けていかなければならないと思っています。参議院選挙は今、新型コロナとの闘い、あるいは、ウクライナ情勢の変化など、この歴史を画するような、大きな課題に直面している日本において、その課題にしっかりと取り組むためにも、政治の安定が重要であると思っています。政治の安定のために、この夏の参議院選挙は、大事な選挙であると認識をしています。