ＷｅｂＸ２０２４　岸田総理ビデオメッセージ

　皆さん、こんにちは、内閣総理大臣の岸田文雄です。
　「ＷｅｂＸ２０２４」の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
　岸田内閣では、社会課題の解決を成長のエンジンに転換する「新しい資本主義」の下で、成長戦略に取り組んでいます。Ｗｅｂ３．０やブロックチェーンの技術は、社会課題を解決するための基盤であり、この一年間でも、大企業の事業展開など民間における活発な動きがあったことを承知しています。政府としても、Ｗｅｂ３．０スタートアップの資金調達を円滑化するための税制改正や、法改正を措置するなど、具体的な取組を進めてきました。
　また、企業・業種横断のデータ基盤・システム連携のプラットフォームでもブロックチェーン技術を用いるなど、政府自ら、積極的に新しい技術の活用を進めているところです。
　さらに、「骨太の方針２０２４」において、利用者保護等にも配慮しつつ、「Ｗｅｂ３．０に関するトークンの利活用や決済の円滑化、コンテンツ産業の活性化に係る環境整備」などに取り組むこととしています。
　本カンファレンスは、国内外の、Ｗｅｂ３．０・ブロックチェーンに関わるキープレイヤーの皆さんが一堂に会して、産業の未来について語り、日本企業と海外企業のビジネス連携を加速する場だと聞いています。様々なプロジェクトが、本日のイベントから生まれることを期待しています。
　結びとなりますが、本日お集まりの皆様の御活躍、そして、社会課題の解決につながるイノベーションが次々と生まれていくことを祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。