マルルーニー・カナダ元首相の逝去に際しての岸田総理大臣による弔意書簡の発出
更新日:令和6年3月8日
総理の指示・談話など
3月1日(現地時間2月29日)にブライアン・マルルーニー元カナダ首相(The Right Honourable Brian Mulroney, former Prime Minister of Canada)が御逝去されたことを受け、岸田文雄内閣総理大臣からジャスティン・トルドー首相(The Right Honourable Justin Trudeau, Prime Minister of Canada)に宛てて、以下のメッセージを発出しました。
「マルルーニー元首相の御逝去の報に接し、日本国政府及び日本国民を代表し、謹んでお悔やみ申し上げます。
マルルーニ一元首相は、御在任中に様々な分野で日加関係の深化に貢献されました。特に、マルルーニー元首相は、第ニ次世界大戦の際に、罪もない日系カナダ人が人権侵害を被ったことにつき、長年にわたって心を痛められ、首相就任後、日系カナダ人への補償(リドレス)を実現しました。リドレスは日系人の名誉の回復と、それに続く社会的地位の向上や日加両国間の友好関係の増進に、大きく寄与しました。マルルーニー元首相は、この勇気のある歴史的なリドレス合意のみならず、日加科学技術協力協定やワーキング・ホリデー協定の締結等の未来志向の日加両国関係強化等を次々と打ち出されました。
日加両国の関係の発展に御尽力されたマルルーニー元首相に対し、日本国政府を代表して、改めて心から敬意を表するとともに、謹んで哀悼の意を表します。」