世界税関機構アジア大洋州地域情報連絡事務所開所式 岸田総理ビデオメッセージ
更新日:令和6年2月7日
総理の指示・談話など
皆さん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。
本日は、税関や関係団体のリーダーの皆様をお迎えして、世界税関機構のアジア大洋州地域情報連絡事務所RILO東京の開所式を開催できることを光栄に思います。
税関は、貿易を促進するとともに、税を徴収し、社会の安全を確保するために不可欠な存在であり、日々、様々な情報を分析し、疑わしい貨物や旅客を特定して、必要な検査を行うことで、違法な貿易取引の防止に大きく貢献しています。
近年、組織犯罪グループの手口はますます高度化しており、こうした組織は、独自の情報ネットワークを構築し、税関の取締りの弱点を常に探しています。このような動きに対抗するためには、税関や関係機関がより効果的で幅広いネットワークを構築しなければなりません。
このため、世界税関機構は、御厨(みくりや)前事務総局長のリーダーシップの下、税関の情報ネットワークを発展させてきました。RILO東京は、こうしたネットワークのハブとなると確信しております。サンダース新事務総局長の下、更に強固な協力体制を構築するため、本日、お集まりいただいた皆様からの継続的な支援を頂くことを期待しております。日本政府としても、RILO東京の活動を全面的に支援してまいります。
最後に、RILO東京の今後の活動と、今回の式典に出席されている皆様の御発展を祈念し、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。