在日インド商工協会創立100周年記念式典 岸田総理ビデオメッセージ
更新日:令和5年11月17日
総理の指示・談話など
内閣総理大臣の岸田文雄です。この度は、在日インド商工協会創立100周年、誠におめでとうございます。
在日インド商工協会は1921年に設立されて以来、日印間の経済・文化交流等の活動を通し、日印関係の発展に貢献してこられました。設立直後に発生した関東大震災を始め、100年の間に、数々の試練に直面される中で、関係者の皆様の御尽力があって、この日を迎えることができたと伺っています。比良竜虎(ひら りゅうこ)会長を始め、関係者の皆様に心から敬意を表します。
基本的価値と戦略的利益を共有する日印両国は、幅広い分野で関係を強化しています。中でも、在日インド商工協会の活動に代表されるとおり、経済分野における協力は、幅広い両国の関係を、力強く支えてきました。7月には、経団連の御協力の下、菅義偉日印協会会長が総勢103名からなる経済ミッションを率いてインドを訪問されました。
国際社会が歴史の転換点にある中、日印両国の連携は、二国間の文脈にとどまらず、国際社会全体の平和と繁栄にとってますます重要となっています。今年は、日印両国がそれぞれG7とG20(金融・世界経済に関する首脳会合)の議長国を務め、私も、インドを2回訪問し、モディ首相と率直な議論を積み重ねてきました。引き続き、日印関係の更なる発展、そして「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、モディ首相とともに取り組む決意です。
インドへの日本各界の関心は一層高まってきています。今後とも在日インド商工協会、並びに、会員企業を含む両国企業が、日印友好関係進展の中で、ますます繁栄されますよう祈念し、私からの祝辞とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。