民主主義のためのサミット 岸田総理ビデオメッセージ
更新日:令和5年3月29日
総理の指示・談話など
皆様、第二回民主主義のためのサミット開催に当たり、バイデン大統領のイニシアティブに感謝申し上げます。
前回のサミットから1年強。その間に始まったロシアのウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙です。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するために、今ほど国際社会の結束が試されているときはありません。
本年、日本は国連安保理非常任理事国及びG7議長国として、その先導者たる決意です。
皆様、民主主義を強化するための取組は、腐敗との闘い、人権の擁護・促進、多様性の尊重等、日々の弛(たゆ)みない努力によって維持されなくてはなりません。こうした努力は、持続可能な社会を実現する重要な要素でもあります。民主主義は豊かな未来をもたらします。
皆様、民主主義の主体は、言うまでもなく人であり、それを支えるのもまた人です。我が国は、自らの歴史、文化等を踏まえながらも、我が国自身として、民主主義を始めとする価値を取り入れてきました。こうした経験を国際社会に広めるため、日本は各国で、法整備支援などを始めとする多様な民主化支援を実施し、そのための人材育成や組織の能力構築を支援しています。
民主主義にゴールはありません。これまでも、そしてこれからも、人に着目しその国の取組を後押しする。それが、日本の揺るぎない民主主義へのコミットメントです。
御清聴ありがとうございました。