第70回民間放送全国大会 岸田総理ビデオメッセージ
更新日:令和4年11月8日
総理の指示・談話など
皆さん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。第70回民間放送全国大会の開催を心からお慶(よろこ)び申し上げます。
ラジオやテレビは、国民の安心・安全を支える最も重要な社会基盤です。放送事業者の皆様には、災害情報、避難情報や国民保護に関する情報など、国民に欠かすことのできない情報の提供を行っていただいていることに、改めて深く感謝申し上げます。
現在、動画配信サービスの伸長等によりテレビ離れが進むなど、放送を取り巻く環境が大きく変化しています。一方で、災害情報や地域情報の共有、取材や編集に裏打ちされた信頼性の高い情報発信、質の高いコンテンツ制作は放送の誇るべき価値であり、今後も求められる役割であります。このため、寺田総務大臣の下で様々な取組を推進しているところです。
具体的には、まず、ローカル局を始めとする放送事業者の皆様が今後も社会的役割を果たしていただけるよう、放送インフラの維持にかかるコスト削減のための制度整備や、資本規制の見直しに向けた検討を進めてまいります。
また、放送事業者の強みである放送コンテンツ制作を推進するため、先月取りまとめた総合経済対策において、放送コンテンツの海外展開や、地方公共団体とローカル局等の連携によるコンテンツの制作・発信等の支援を盛り込みました。
政府として、皆様の創意工夫による取組を全力で後押ししてまいります。遠藤会長のリーダーシップの下、新たな時代の放送事業の発展に向けて、未来をしっかりと見据えた着実な歩みを進めていただきたいと思います。
結びに、日本民間放送連盟並びに会員各社皆様の更なる御発展とますますの御健勝をお祈りいたしまして、私の御挨拶といたします。