内閣総理大臣の談話(安倍元内閣総理大臣の逝去について)

更新日:令和4年7月8日 総理の指示・談話など

 本日、突然の蛮行により、元内閣総理大臣安倍晋三(しんぞう)氏が、逝去されました。

 民主主義の根幹たる選挙が行われている中、安倍晋三氏の命を奪った卑劣な行為は、断じて許されるものではなく、最も強い言葉で非難します。

 安倍晋三氏は、憲政史上最長となる8年8か月にわたり、卓越したリーダーシップと実行力をもって、厳しい内外情勢に直面する我が国のために、身命を賭して、内閣総理大臣の重責を担われました。

 東日本大震災からの復興。「閣僚全員が復興大臣である」、「東北の復興なくして、日本の再生なし」との決意の下、その加速化に力を尽くされました。

 我が国が長年苦しんできたデフレからの脱却。大胆な金融緩和、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」からなる経済政策を推進し、日本経済の再生に大きく貢献されました。

 国際情勢が厳しさを増す中での外交・安全保障政策。強固な日米同盟を基軸として「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を展開し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け精力的に取り組まれるとともに、平和安全法制の整備に尽力され、我が国と世界の平和と繁栄に向けた礎を築かれました。

 「働き方改革」、「全世代型社会保障」、「一億総活躍社会」など、時代の大きな流れを捉え、常に時代の一歩先を見渡し、この国の未来を切り拓(ひら)くための大きな実績を様々な分野で残されました。

 突然の訃報に接し、悲しみの念を禁じ得ません。
 ここに、国民の皆様とともに、心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。

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