リニア開業に伴う新たな圏域形成に関する関係府省等会議
令和6年9月9日、岸田総理は、総理大臣官邸で第2回リニア開業に伴う新たな圏域形成に関する関係府省等会議に出席しました。
会議では、中間取りまとめ(案)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「リニア中央新幹線は、東京・名古屋・大阪の三つの都市圏を日本中央回廊という一つの圏域に転換し、日本経済をけん引する国家プロジェクトです。
本日の中間取りまとめでは、リニア中間駅を始めとした新たな圏域形成に向けて、リニアによる新しい暮らしの風景、新たな広域観光モデル、次世代のビジネスフロンティア、新たな交通結節点など、リニア開業の効果を最大限にいかす方向性が示されていると思います。4県共同による地域再生計画や、現在策定中の広域地方計画に反映して、その実現に向けて、国・地方連携して、速やかに取り組んでまいります。
その際、日本中央回廊を構成する静岡県とも連携し、リニア新幹線と東海道新幹線のダブルネットワークを最大限に活用して、新たな広域圏形成を図ってください。
さらに、名古屋-大阪間についても、着実に整備を進める観点から、リニア中央新幹線三重・奈良・大阪建設促進連携会議に国土交通省とJR東海を正式なメンバーとして参画させたところです。品川駅から新大阪駅までの各リニア駅について、整備効果が最大限発揮されるよう、駅周辺を含めたまちづくりを、国として全面的に支援してまいります。
昨今の東海道新幹線の運休状況等を踏まえると、リニア新幹線は、日本の大動脈を支えるダブルネットワークとして、緊急性の高いプロジェクトです。早期整備に向けて、関係省庁、沿線自治体、事業主体が一丸となって、取り組んでください。よろしくお願いいたします。」