GX2040リーダーズパネル

更新日:令和6年8月1日 総理の一日

 令和6年8月1日、岸田総理は、総理大臣官邸で第3回GX2040リーダーズパネルに出席しました。

 会議では、意見交換が行われました。

 総理は、本日の意見交換を踏まえ、次のように述べました。

「本日はGX(グリーン・トランスフォーメーション)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)を総合的に進め、成長につなげるための産業構造。スタートアップをイノベーション創発の担い手とするための方策、投資の予見可能性を高めるためのカーボンプライシング市場、また新たな市場創造やリスクテイク型先行投資への支援の在り方、さらには中小企業から見たGXなどについて、示唆に富む貴重な御見解を伺いました。皆様の御協力に感謝を申し上げます。
 このリーダーズパネルにおいては、内外の最先端の現場で活躍する方々から、エネルギーや地球温暖化という範疇(はんちゅう)を超えた、幅広い視点から、様々な御指摘を頂きました。
 頂いた御指摘を整理したものが、ただ今齋藤GX担当大臣が説明した7つの課題です。まず、この7つの課題に答えを示していくことが必要です。次回8月末のGX実行会議では、7つの課題について、それぞれ検討のたたき台を示してください。
 政府はこれから年末にかけてGX国家戦略、次期エネルギー基本計画、次期地球温暖化対策計画を本格的に取りまとめていくプロセスに入ります。その際、このたたき台を具体的な政策に練り上げていくプロセスを並行して進めてまいります。特に制度的対応や予算要求を伴うものについては、会議の結論を待つことなく、スピード感を優先して検討を始めます。
 例えば、長期的で巨額な投資を必要とする脱炭素電源、広域送電などについて、民間投資を促進する制度的対応や支援措置、2028年から化石燃料賦課金が本格的に始まることをにらんで投資の予見可能性を高めるため、市場制度の詳細設計や調達加速化のための制度的措置などは、年内に制度設計のめどを立てるよう、齋藤GX担当大臣を中心に、関係閣僚と共に検討を加速してください。
 最後に改めて御協力いただきました皆様方に御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。」

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